HU-plus (vol.14) 2021年度1月号
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つながる! ひろがる!ひろしまの輪広島大学と地域の皆さんの間につながりが生まれ、広がる中で、新たな発見がきっとあるはず。「ひろしまの輪」では、地域の皆さんと広島大学で一緒に取り組む活動やさまざまなイベント情報をお届けします。異分野研究者や、企業との良縁を結ぶ場に キーワードは「広く、ゆるく」。異分野融合事業の一環として、2019年度より研究者や事業者、企業などの交流の場を提供する良縁創出プロジェクト「東広島100人論文」が開催されています。研究や事業についてざっくばらんに話し、学内外と新しいつながりを形成することが目的。研究・事業紹介者は自身の研究内容を簡単に紹介し、それを見たコメント参加者はふせんなどでコメントをします。昨年2回の開催では600件ものコメントが集まりました。異なる分野の専門家との対話から新たなアイデアを得るだけではなく、研究費の申請や学外研究者との新規事業も提案しています。徐々に学外の認知度や参加も増加、今後は自治体との連携が期待されています。「今年度は研究紹介からコメント、交流まで全てオンラインで実施しています。コメント数やコンタクト数が増加するようにWebサイトの改修や派生イベントを企画し、さらに盛り上げていきたい」と、学術・社会連携室の宮良晶子さんは話します。東広島100人論文Information活動メンバー:教職員3人、その他1人TEL:082-424-2057(宮良)活動日:年1~2回の頻度で開催。現在も参加登録可能。Information活動メンバー:教員2人、学生4人、その他2人 活動日:不定期(月に1~2回)Twitter:@KasumibloodonorInstagram:@kasumibloodonors医療者の 卵”として献血の大切さを知る” 高齢化により輸血の需要が増す一方で、若者の献血率は低下しています。この現状を危惧した医療系の学生たちが、献血推進サークル「Kasumi-Bloodonors」を立ち上げました。広島大学霞キャンパスを中心に活動し、献血の重要性や血液事業に関する知識を広めています。地域の献血イベントの紹介に加え、自分たちが血液事業の重要性を理解するために、広島県赤十字血液センターの見学ツアーも開催。現在はオンライン上で献血の呼びかけをしたり、勉強会を企画したりしています。学内での献血への呼びかけを通して、一般の学生にとって献血がまだまだ身近なものではないと感じた代表の井手畑大海さん(医学部3年)は、「注射や血が苦手な人もいますので、決して無理強いはしません。当団体の活動を通して、病院での治療にどれだけ多くの人のご協力が必要なのか知っていただき、献血を始めるきっかけを作っていきたいです」と語ります。これからも一人でも多くの人に献血事業に興味を持ってもらうため、彼らの活動は続きます。献血推進サークルKasumi-Bloodonorshttps://100nin-ronbun.jp/higashi-hiroshima/27

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