スウェーデンに留学した理由はエネルギー工学が発展していることと、身近でない国に留学するのが面白いと思ったからです。留学先では、環境問題や男女の平等に対する意識の高さなど、一人一人が社会の一員として関心と責任を持って生きていることが印象的でした。また、厳しい冬に家で充実した時を過ごすため、インテリアにこだわり丁寧に暮らすという生き方を学びました。森や湖に囲まれ、ゆっくりと時間が流れているスウェーデンに対して、日本での時間の進む速さを実感しました。現地には、お茶やお菓子を楽しみながらコミュニケーションをとるkaという文化があります。人々が忙しく動いている日本のメンタルヘルスケアに役立つと考え、帰国後に大学でkaサークルを作り活動しています。スウェーデンはジェンダーフレンドリーの国として知られています。(LGBTの社会運動を象徴するレインボーフラッグ)留学中に仲良くなったスウェーデン人学生とkaしています。彼らにスウェーデンでの暮らしを教えてもらいました。社会に対して興味と責任を持つことを学んだ。脇村 友紀大学院先進理工系科学研究科 博士課程前期1年留学期間:オーストラリア18日間、スペイン18日間、スウェーデン11ヵ月間、インド18日間さん日本の好きなところ日本の文化や考え方が好きです。私はアメリカ出身ですが、両親のルーツがリベリアです。そのため、多様な視点から考察することができ、より学びを深めることができます。活用した留学プログラムHUSAプログラム(スウェーデン)<これまで活用したプログラム>・STARTプログラム(オーストラリア)・STUDY ABROAD PROGRAM(スペイン)・国際リンケージ型学位プログラム(インド)費用負担の少ない短期のSTARTプログラムでの留学は、あまり海外経験のなかった自分にとって気軽に挑戦できるとてもいい機会でした。また、広島大学は留学生が多く、留学のきっかけづくりに適した環境です。TO THE WORLD世界へのまなざし広大から世界へ。世界から広大へ。HU → AUSTRALIA→ SPAIN→ SWEDEN→ INDIA日本語を勉強し始めたのは中学1年生の時。その後プリンストン大学のフェローシップで参加したプロジェクトで、農村部の日本人学生とマジョリティでないアメリカ人学生の交流を促進するなど日本との関わりを深めてきました。日本への興味の高まりと平和への関心から、“ヒロシマ”で国際協力を勉強したいと、広島大学に留学。広大生として、平和についてのさまざまな研究成果を世界に発信できると信じています。平和構築の知識と経験が豊富な先生が多く、広島大学で学べたことは貴重な経験だと思います。勉強以外にも大学でアメリカンフットボールのコーチや地域でのコミュニティ活動を楽しんでいます。将来は日本に住み、海外に向けて平和構築のための活動を行っていきたいです。平和の街・ヒロシマで貴重な学びを。Alvin Karta Koikoi Jr.大学院国際協力研究科 博士課程前期2年出身国:アメリカ合衆国 留学期間:2年さんアメリカンフットボール部だけでなく、広島大学の体育会は、みんなが頑張っているので応援したくなります。片柳真理先生を囲んでの学生歓迎会。国連でも働かれていた素晴らしい先生です。USA → HUアルビン カルタ コイコイJr.10Hiroshima University Magazine
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