HU-plus (vol.13) 2020年度8月号
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つながる! ひろがる!ひろしまの輪広島大学と地域の皆さんの間につながりが生まれ、広がる中で、新たな発見がきっとあるはず。「ひろしまの輪」では、地域の皆さんと広島大学で一緒に取り組む活動やさまざまなイベント情報をお届けします。全ての子どもたちに学びを 大学院人間社会科学研究科附属特別支援教育実践センターのさんさん教室では、学びに困難を抱える子どもたちを対象とし学習支援に取り組んでいます。新型コロナウイルスの影響で、多くの教育機関が休業する中、小学5年生から中学3年生までの発達障がいを持つ子どもたちに、タブレットPCを活用した教材を提供し、オンライン授業を実施。家庭で容易に調達できるものを利用したり、授業の見通しをワークシートで視覚的に分かりやすく提示したりと、オンラインならではの工夫がされています。また各自の得意・不得意に合わせて、事前・事後学習や多様なリアクションツールを用意。広島大学の学生も授業を行っています。子どもたちにとって自宅学習中の良い刺激となり、広島県内をはじめ、全国からも相談が集まります。「全ての地域で、全ての子どもたちに合った学び方が当たり前になることを目標に、これからも尽力したい」と氏間和仁准教授は語ります。さんさん教室(特別支援教育実践センター)Informationhttps://uji-lab.blogspot.com/2020/05/0520200515.html活動メンバー:教員1人、学生28人 活動日:火曜、金曜、土曜TEL:082-424-7175E-mail:ujima@hiroshima-u.ac.jpInformation活動メンバー:学生6人 活動日:毎週火曜(ミーティング)Twitter:@irishiroshima Facebook:@irishiroshima2018広島を中心とした被災地に長期的な支援を届ける 「アイリス」は、西日本豪雨災害のボランティアを有志で行っていたメンバーが長期の支援の必要性を感じたことから2018年8月に創設されました。掲げるビジョンは『「ヒトごと」を「自分ごと」にする』こと。発足からこれまで、西日本豪雨災害の土砂出しや家財の運び出し、防災の啓発活動、東日本大震災被災地での集落活性化事業、ボランティア交流サミットの実行委員など幅広い活動を精力的に行っています。そんなメンバーを支えるのは、関わった人たちからの感謝の言葉。「私たちの活動は、ニーズがあって成立するものであり、その場しのぎや自己満足になってはいけません。その時だけでなく、その後も長く、そして深く関わっていけるようになることを意識して活動しています」と渉外部の東條太則さん(総合科学部4年)は話します。被災地から困りごとをなくすべく、今後も試行錯誤を繰り返しながら活動を続けていきます。学生ボランティア団体アイリス27

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