HU-plus (vol.13) 2020年度8月号
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6月15日、広島県と県内23市町に加えて、山口県岩国市から危機管理部門の担当者など50人が集まる「令和2年度第1回防災・減災研究センター連携自治体会議」を開催し、新型コロナウイルス感染対策を踏まえた避難について意見交換を行いました。会議では、新型コロナウイルス感染拡大防止と防災・減災対策という新たな課題について、広島大学から都市計画、医療、避難情報発信の3つの視点から研究報告がありました。 その後、広島県の海田危機管理監から県の感染症対策の最新の状況の報告、自治体から現在取り組んでいる、避難場所の増設や早めの避難を促す対策などについて報告があり、意見交換を行いました。ウェブ会議で「防災・減災研究センター連携自治体会議」を開催しました11月7日(土)に第14回広島大学ホームカミングデーを開催します。当日は青山学院大学の福岡伸一教授による講演「生命を捉えなおす-動的平衡の視点から-」や物産展などを予定しています。新型コロナウイルスの影響で例年とは異なる形での開催となる場合がありますので、お越しになる際は右のQRコードから詳細を事前にご確認ください。11月7日ホームカミングデーにお越しください広島大学原爆放射線医科学研究所「次世代ゲノム細胞創薬共同研究講座」(設置者Repertoire Genesis社)における遺伝子改変T細胞医薬品の開発プロジェクトが、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)による令和元年度医療研究開発革新基盤創成事業(CiCLE)として行われることとなりました。広島大学で開発されたゲノム編集技術を用いて、安全性と有効性に優れたがんの創薬を目指します。広島大学発のゲノム編集技術を用いたがんの免疫細胞療法の実用化を目指します青山学院大学 福岡伸一教授詳細はこちらウェブ会議の様子アマゾンで販売(税込み1,430円) 広島大学総合博物館の清水則雄准教授と元大学院生の山﨑大海さんが出版した『オオサンショウウオと暮らすための50のこと』が、ネクパブPODアワード2020(株式会社インプレスR&D主催)のグランプリに選ばれました。ネクパブPODアワードは、紙の本を1部単位で印刷・製本できるアマゾンのPOD(プリント・オン・デマンド)によって個人出版された優れた本と作者に贈られる賞。今年は応募があった161点から優秀賞5点が選ばれ、『オオサンショウウオと暮らすための50のこと』は最高賞にあたるグランプリを獲得しました。清水准教授は、「我々の研究成果を、より広く、より深く知っていただく媒体として4コママンガ+解説という形にたどりつきました。より多くの方々にオオサンショウウオの現状を知っていただき少しでもその保全に資することができれば。」と熱い想いを発信しています。オオサンショウウオの保護活動に取り組む清水准教授らが個人出版大賞を受賞記者会見で説明する一戸辰夫教授ストレス医科学や脳科学の経験や知見を多く有する本学と、国内外との専門家による本格的な共同研究を実施する拠点として、4月21日、「国際アフェクトーム(感情)研究センター」を設置しました。近年の研究で、ヒトの感情の発生メカニズムに、脳と腸などによる臓器間ネットワークが関与していることが分かりつつあります。深刻な社会問題であり、ポスト・ウィズコロナで増える可能性がある「うつ」、依存症や引きこもりなどに対し、新しいアプローチによる予防や診断で革新をもたらすことが期待されています。国際アフェクトーム(感情)研究センターを設置山脇成人センター長26Hiroshima University Magazine

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