HU-plus (vol.13) 2020年度8月号
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サークルのチラシをデザインした際、文字を複数の色で縁取ると、にじんで見える現象を発見。詳しく調べると、この錯視効果は既存のものと異なり、原理も未知だと分かりました。「面白い!他の人にも伝えたい!」と思い、日本認知心理学会が開催する第11回錯視・錯聴コンテストに作品を応募。国内外の著名な研究者も参加する中で入賞できました。ふとした違和感を見過ごさなかったことが大きな結果につながる、という学びになりました。現在は卒業研究として、発見した錯視効果の原理の解明に取り組んでいます。目に映るものを、脳はどのように処理し、認識するのか。錯視の研究を通して、そのメカニズムを明らかにしていきたいです。がんばる学生の姿をお届けHIRO-DAI HEROES三輪 響さん総合科学部 総合科学科 4年研究のため色覚について学んでいます。実験で初めて使用した専門機器なので、思い入れがあります。愛用アイテム:色覚検査キット小さな気付きから未知の錯視効果を発見大学ならではの経験がしたいと思い、興味を持ったのが自動車部でした。時間や運転の正確性を競う3種類の競技での全国優勝を目標に掲げて、練習と整備に日々励んでいます。モータースポーツはドライバー個人が注目されがちですが、実はドライバーを支える多くのメンバーが不可欠なチームスポーツ。何カ月も練習し、部員全員の思いを背負って勝利を目指し、コンマ数秒を削るために必死に走る――。そんなアツい経験ができることが自動車部の一番の魅力です。昨年は全日本学生ダートトライアル選手権大会団体の部で優勝。支えてくれた部員には感謝しかありません。部活動を通して、チームで一丸となって達成する喜びを何度も味わうことができました。北野 壱歩さん工学部 第一類 4年2年生の春に購入し、練習から全国大会まで共に戦ってきました。ボロボロになっても、非常に愛着のある大事な一足です。愛用アイテム:ドライビングシューズ チームの思いを込めてハンドルを握るぶどう池のほとりおすすめスポット自動車部のピットへ向かう道おすすめスポット発見した錯視効果を用いた作品▶22Hiroshima University Magazine

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