18Hiroshima University Magazineドイツ留学当初、自分が何を学びたいのか分からず将来への不安がありましたが、滞在先でフロアメイトとなったルーマニア出身のロランドとの出会いが私を大きく変えました。彼は、9年間国連で働いていた社会人学生で、国際政治の修士号取得のために留学していました。社会に貢献しようとひたむきに学習する彼の姿に刺激を受け、自分も以前から関心のあった法曹を目指そうと決意。かつてないほど集中して法学と語学を学びました。留学の魅力は、自らの本質と向き合えること。語学力や論理的思考力を世界基準で比較でき、自分の小ささと、得意なことを同時に知ることができます。留学先で自分を見つめる体験が、将来進むべき道を示してくれました。留学先のテュービンゲンの街並み。美しい市街地が広がる大学都市です。親友ロランドと。留学先で出会った友人とは頻繁に飲みに行き、語学の練習にも役立てました。自分を知り、未来への道が開けた留学経験。廣瀬 詠太郎総合科学部 3年留学期間:アメリカ16日間、カンボジア8日間、ドイツ6ヵ月間さん入学した教育プログラムたおやかで平和な共生社会創生プログラム「平和を希求する精神」を掲げる広島大学がその理念に基づき、文化・技術・社会が連鎖的に発展するたおやかな平和社会の実現のための教育プログラム。日本の好きなところ好きなところはたくさんありますが、人が親切であること、安全な社会、優れた交通インフラ、日本の文化、平和な学習環境が特に好きです。活用した留学プログラムHUSAプログラム(ドイツ)<これまで活用したプログラム>・STARTプログラム(アメリカ)・PEACE学生交流プログラム(カンボジア)特定プログラムGPLP(Global Peace Leadership Program)の留学支援英語や、トライリンガル養成特定プログラム(ドイツ語)を履修していたことが、現地で円滑なコミュニケーションを図るのに大変役立ちました。TO THE WORLD世界へのまなざし広大から世界へ。世界から広大へ。MYANMAR → HUHU → USA→ CAMBODIA→ GERMANY土木技師として、インフラストラクチャと都市計画の独自性を学びたいと思い、日本への留学を決めました。広島大学のたおやかプログラムは、恵まれない地域の課題解決や新しい技術開発を担うリーダー育成を掲げています。新たなことに挑戦したい、途上国に貢献したいと考えている私にとって、まさにここが学ぶべき場所だと感じました。留学当初は内気で引っ込み思案でしたが、親切な周囲の人々に支えられ、学習を重ねるうちに、物事に積極的に関われるようになりました。将来は身に付けた専門性を活用して熟練したエンジニアになり、コミュニティーのリーダーとして、開発途上国の発展に積極的に寄与していきたいと思っています。プログラムの理念と自分の思いが一致。学んだ専門技術で途上国に貢献したい。SEBAL OO大学院工学研究科 博士課程後期1年出身国:ミャンマー 留学期間:5年さん2017年のオープンキャンパスにて。日本の四季を感じることのできるキャンパスの環境がとても気に入っています。ザベ ウー
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