HU-plus(vol.09)2019年度5月号
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252019年4月、大学院統合生命科学研究科と大学院医系科学研究科の二つの新しい研究科を開設しました。広島大学の大学院再編計画の一環で、現在11ある研究科は、2020年春に5研究科に再編。分野の垣根を超えて、研究・教育を展開しやすい環境を整備します。大学院統合生命科学研究科は、先端物質科学研究科、生物圏科学研究科、総合科学研究科、理学研究科の4研究科の7専攻(一部を含む)を再編し、1専攻で構成します。発展・変革し続ける生物学・生命科学大学院再編-新しい二つの研究科がスタート1月27日、観音マリーナ(広島市西区)で、広島大学が購入した新しいヨット「ハンザクラス・リバティ」の進水式が行われました。「ハンザ」とは小型の1~2人乗りのヨットで、誰でも乗れるようにと考案されたものです。古澤副学長は「広島大学は、障がいのある学生への支援に力を入れている。スポーツの分野でも、障がいの枠を超えたダイバーシティ(多様性)を進めていきたい」と語りました。広島大学タマチラボ「情報科学のワンダーランド」が、東京・港区の広島大学東京オフィス(キャンパス・イノベーションセンター東京)でスタートしました。広島大学情報科学部の教員がAIやデータサイエンスの基礎と応用について分かりやすく紹介する公開セミナー。2019年3月までの間に計5回開催し、多くの方に参加いただきました。セミナー終了後は懇親会を開催し、研究者と交流できる機会を設けました。2019年度も開催する予定ですので、奮ってご参加ください。広島大学タマチラボを開催しました広島大学では、SDGs(持続可能な開発目標)に対する学生主体の取り組みに力を入れています。1月にSDGsへの学生認知度やアクションの実態について、学生が主体となって調査を行いました。アンケート結果からは、SDGsに対して認知はあっても行動に移せていない学生が一定数いることが分かりました。今後も当調査結果を基に、改善できるような企画を検討していく予定です。SDGsに対するアンケートを実施広島大学呉サテライトを開設しました2月21日、広島大学グローバルキャリアデザインセンター設立20周年記念式典・シンポジウムを開催しました。記念式典では越智学長による式辞、文部科学省高等教育局学生・留学生課の成相課長補佐による祝辞が述べられ、江坂センター長から20年の歩みが紹介されました。シンポジウムでは成相課長補佐、立命館大学の西山教授による基調講演や、「大学におけるキャリア教育とキャリア支援のさらなる充実を目指して」をテーマにしたパネルディスカッションが行われました。学内外から116人にご参加いただき、盛会のうちに終了しました。広島大学グローバルキャリアデザインセンター設立20周年記念式典・シンポジウムを開催しました1月30日に、広島大学呉サテライトを呉市役所庁舎内に開設しました。総合相談窓口となるサテライトオフィスと、学生・教職員が打ち合わせなどに用いるミーティングルームを有し、今後、呉地域における教育研究拠点として活用します。設置に先立って行われた覚書調印式には広島大学の越智光夫学長、呉市の新原芳明呉市長が出席し、それぞれ覚書に署名しました。また、3月7日には設置記念シンポジウムを開催し、呉地域の住民など約300人が参加しました。HU TOPICS障がいの有無に関わらず、誰でも楽しめる!広島大学の新しいヨット「ハンザクラス・リバティ」の進水式を行いました。系の研究領域に迅速に適応し、他の研究分野とも柔軟に融合・連携しながら、イノベーション創出を目指します。大学院医系科学研究科は、既存の医歯薬保健学研究科を再編し、従来の5専攻を2専攻とします。医学・歯学・薬学・保健学の4分野における基盤的研究の深化と分野間の連携・融合を図り、生命医科学の急速な進歩と医療技術の高度化に迅速に対応する先端的な教育研究を推進します。ヨット部の学生らによる進水式の様子第3回広島大学SDGsシンポジウム統合生命科学研究科(上)と医系科学研究科(右)の看板除幕式の様子パネルディスカッションの様子覚書に署名した越智光夫学長(左)と新原芳明呉市長(右)

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