HU-plus(Vol.7)2018年8月号
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次号(Vol.8)は、2018年12月発行予定です。Peaceful Voice広大交友Vol.5(2018年1月発行号)の読者からのメッセージをご紹介します。併せて編集部からのコメントを掲載しています。大学生の服装が載っていて、面白かったです。●愛媛県伊予市・16歳・高校生/受験生≪編集部から≫学生が企画する「HU-style」というページで、今後も広大生のリアルな姿を発信していきます。ご覧になりたいテーマがありましたら、ぜひご意見をお寄せください!■ ■ ■広大の学食に行ってみたいなと思います。学生気分も味わいたいです。公開講座も曜日が合えば行ってみたいです。広大×カープコラボのタオルとトートバッグもかわいい。●広島県東広島市・37歳・地域の方≪編集部から≫ぜひお越しください!新コーナー「HIRODAI Life」で、今号は学食(食堂)やカフェ、レストランなどを取り上げました。総合博物館や図書館など、地域の方に利用いただける施設やサービスは多数ございます。公開講座情報も発信していますので、広島大学公式ウェブサイトの「一般・地域の方」というページも、ぜひご覧ください。■ ■ ■子供が卒業したらHU-plusは来なくなるのですか?●広大生の保護者≪編集部から≫ご卒業後も、編集部にお申し込みいただければ、継続して送付させていただきます。これからもご愛読よろしくお願いします。■ ■ ■「日経サイエンスが見た広島大学」は、最先端の情報で良かったと思います。また、地方大学としての特色を増やすのであれば、地域での活動をもっと取り上げて取り組んでいくと良いと思います。●埼玉県越谷市・44歳・その他≪編集部から≫ありがとうございます。教育・研究・医療などさまざまな分野で、本学は地域と連携し、貢献活動を行っております。学生たちも、地域での活動の場を広げております。HU TOPICSなどを通して、今後、活動の内容を紹介していきたいと考えております。地道な研究にもスポットを当ててあげたい。●広島県呉市・78歳・広大OB/OG≪編集部から≫ありがとうございます。特集記事や「研究者魂」「私の思点」などを通して、限られた誌面ではございますが、本学の研究力、研究者を紹介していきたいと思います。また広島大学公式ウェブサイトでも「研究者インタビュー」ページを設け、より多くの研究者の魅力や研究内容を発信しています。ぜひこちらもご覧ください。■ ■ ■現役生のテーマに沿った討論などを拝読したいです。サークル、クラブ紹介も興味があります。大学院の研究内容も知りたい。もっと現役感を出した紙面を希望。●広島県福山市・48歳・広大生の保護者≪編集部から≫ありがとうございます。今後もより学生の声や姿をお届けできるページを充実させていきたいと考えております。今号では、特集記事でヨット部の活動を取り上げました。新コーナー「HIRODAILife」も始めましたので、ぜひご覧ください。夏木立かな李均洋(Lijunyang)文学博士、広島大学北京研究センター副センター長、広島大学大学院文学研究科特任教授(2018年5-7月)、首都師範大学・広島大学共同大学院教授、『語言文化学刊』主編。《著書と受賞》『雷神·龍神の信仰と思想─中日言語文化比較研究』、東京明石書店、北京市第7回哲学社会優秀成果2等賞、2001年。広島大学北京研究センター副センター長李 均洋 「かまくらや みほとけなれど釈迦牟尼は 美男におはす夏木立かな」 鎌倉駅から品川方面の上り電車に乗り、与謝野晶子の名歌を吟じながら、鎌倉の夏の美しさや歴史文化に陶酔していた。「大丈夫か?」突然の声に目の前を見ると、女性が一人倒れそうになっていたところへ、中年の男性が首の下へ手を伸ばした。そばにいた日焼けした20代と思われる女性は、自分のタオルを倒れた女性の頭の下に敷き、手で女性の鼻のあたりをなで「貧血!」と言うと電車の緊急ボタンを押した。 ベルが鳴りだすと、駅のスタッフが走ってきた。先の中年男性と20代の女性が一緒になって、倒れていた女性を駅のスタッフが押してきた車椅子に運び上げると、スタッフは車椅子を押して走り去った。同時に、電車も品川方面へ走って行く。 目の前の中年男性と20代の女性を見ている私は、北京から来日した旅行者だ。ふと「夏木立かな」と、堪えきれず与謝野晶子の鎌倉大仏を歌う秀歌の句を呟いた。「夏木立」という季語は夏の、生い茂った木立を具象的に描写しているが、我々人間の心は、互いに名前を知らなくとも、御仏のような慈愛で満ちている。季節に限らず永遠に、人間の生命力の泉の如く …「夏木立かな」。しゃかむに030

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