HU-plus(Vol.6)2018年4月号
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湾で開催されたISU四大陸フィギュアスケート選手権(2018年1月)のボランティアに、教育学部4年の本田夢歩さんが参加しました。オリンピックや世界選手権に次ぐ国際大会で、試合には宇野昌磨選手や宮原知子選手などが出場。本田さんはアメリカ、アフリカ、アジア、オセアニアから集まる選手やスタッフをサポートしました。ボランティアには全国の大学生36人が応募。語学力やプレゼンテーション力などで選考が行われ、6人の日本人学生がボランティアで参加しました。フィギュアスケート国際大会で広大生がボランティアむぶ生類研究センターの田澤一朗助教と矢尾板芳郎教授が、実験的にオタマジャクシの尾の背中側に余分な足(過剰肢)が生える現象を世界で初めて確認しました。これまで脊椎動物の腹側に生えるケースはありましたが、背中側にも足を発生させるポテンシャルがあることを新たに発見。仕組みが明らかになれば、動物の進化の過程の解明に加え「いろいろな器官を自由に作り出せる医療技術にもつながる」と田澤助教は再生医療に役立つ可能性も示唆しています。世界で初めて発見オタマジャクシ背中側にも「足」過剰肢が発見された固体の標本国大学ビブリオバトル2017首都決戦(2017年12月17日開催)で、島田 雄大さん(理学部2年)が優勝しました。広島大学からは初出場・初優勝の快挙です。ビブリオバトルでは、スライドなどを一切使わず自分の言葉だけで観客へプレゼン。5分間で本の面白さを伝えます。島田さんが紹介したのは、『18禁日記』(二宮敦人著、TOブックス)。全国で開催された地区予選に127校、延べ1160人が参加し、勝ち抜いた36人が決戦に挑みました。身ぶり手ぶりを交え、巧みに本の魅力を紹介する島田さん書評合戦・ビブリオバトル広大生が全国優勝ゆうた島東洋カープとのコラボレーショングッズに、二つの新商品が登場しました。カープのチームカラー赤を基調にしたTシャツと、フード付きパーカーです。Tシャツは既に販売している緑色に続く新色です。広大×カープ コラボグッズに新商品Tシャツ赤色、パーカーパーカー(グレー)<英語フレーズ>4,000円サイズM、L※価格は全て税込Tシャツ(赤)<英語フレーズ>2,000円サイズS、M、L購入方法などについては広島大学公式ウェブサイトをご確認ください。圏資源生物学研究室の学生を中心とした研究チームが魚類図鑑を出版しました。火山島である鹿児島県口永良部島周辺の魚を40年以上観察し、調査結果をまとめた一冊。図鑑名は『緑の火山島口永良島の魚類』。新種の深海魚「エラブスミヤキ」を含む686種が掲載されています。調査に携わった学生は「多くの人が口永良島を訪問するきっかけとなり、復興支援につながれば」と述べました。口永良島は2014、15年に噴火災害に見舞われましたが、同研究室は2016年5月から調査を再開しています。口永良島の魚類広大生が一冊の図鑑にくちのえらぶ魚類図鑑制作メンバー魚類図鑑表紙稲田大学と「大学間交流に関する包括協定」を2018年1月24日、締結しました。当面は電力、エネルギー分野などで共同研究や教育連携を進めます。今後、学生・教職員の相互交流、施設の相互利用なども検討していく予定です。広島大学と早稲田大学はともに、文部科学省の「スーパーグローバル大学創成支援事業」のタイプA(トップ型)に採択。また、両大学は2016年度から文部科学省「大学入学者選抜改革推進委託事業(理数分野)」において、連携して事業に取り組んでいます。早稲田大学と交流協定協定書への調印後、握手を交わす鎌田薫早稲田大学総長(左)と越智光夫広島大学長(右)ンド工科大学デリー校、同ボンベイ校などインドの6大学・機関と2018年1月17日「先端技術を社会実装するイノベーション人材の育成を目的にした国際リンケージ型学位プログラム」に関する覚書を締結しました。日本とインドの共通課題であるスマートインフラ整備、新エネルギー、環境持続性の3分野を対象に5年間、学部生・大学院生の相互派遣・受け入れなど交流を進め、両国の架け橋となるリーダー人材を養成します。インド6大学・研究機関と覚書日印つなぐリーダー養成●インド工科大学デリー校●インド工科大学ボンベイ校●インド技術科学大学シブプール校●ビルラ技術科学大学ピラニ校●インド中央電子工学研究所●インド経営大学院アーメダバード校参加大学・機関による記念撮影島県は島しょ部、山間部に医療機関がない地域が多く、過疎地医療が重要な課題となっています。広島大学やNTTドコモなどのチームは、小型無人機「ドローン」を血液検体の運搬に活用する研究を進めています。これまで人手(自動車)に頼っていた運搬を自動化し、検査の迅速化や医療スタッフの負担軽減を目指します。広島県大崎上島町で実証実験を行っており、ドローンが過疎地医療の救世主となれるのか、期待が高まっています。ドローンで血液運搬過疎地医療の手助けに模擬血液を乗せたドローンが離陸今回締結した大学・機関広島大学公式ウェブサイト広島大学コラボグッズ広報・報道過剰肢1㎜過剰肢尾部後肢後肢後肢前肢前肢尾部AGREEMENTAGREEMENTNEWSPRIZEGOODSNEWSRESEARCHBOOK026

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