HU-plus(Vol.6)2018年4月号
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月23日、学位記授与式を東広島運動公園体育館で挙行しました。学部生・大学院生ら合計3,722人が卒業・修了し、越智学長から卒業証書・学位記が授与されました。式典終了後は、記念撮影や後輩たちによる胴上げがあちらこちらで行われました。学位記授与式、入学式を挙行月3日、東広島運動公園体育館で入学式が行われ、学部生・大学院生ら合計3,960人が入学。式典終了後には、サンフレッチェ広島の森保元監督、広島東洋カープの野村前監督、広島大学OGで芥川賞作家の小山田氏から、新入生に向けてビデオメッセージが届き、エールが送られました。化学研究所と広島大学は2018年3月1日、連携・協力の推進に関する基本協定を締結し、広島大学イノベーションプラザ(東広島市・広島中央サイエンスパーク内)にて締結式を行いました。また、同日に、同プラザにおいて「理化学研究所広島大学共同研究拠点」が設置され、広島県知事や東広島市長を始め、文部科学省基礎研究振興課長、産業技術総合研究所理事長、酒類総合研究所理事長ほか関係の方々に出席いただき、開所式が行われました。理化学研究所と連携ンドネシアで国内紛争の解決に尽力し、平和活動の推進に大きく貢献したムハンマッド・ユスフ・カッラ副大統領に対して、2018年2月21日、名誉博士号を授与しました。越智学長は、カッラ氏の業績は「本学の基本理念の一つである『平和を希求する精神』にまさしく合致している」と述べ、その豊富な経験と幅広い視野から、本学のグローバル化推進に対する支援への期待を語りました。カッラ氏は称号式の後「相いれない紛争と文明の関係」をテーマに記念講演を行い「人類の文明を育むことができるのは、平和のみである」と強く訴えました。インドネシア副大統領に名誉博士号を授与育学部・研究科の学生、教員とオタフクソース(株)が共同で考案したメニューが入った「お弁当」の第2弾を販売。第1弾は2017年10月にスーパーSPARKで販売し、2か月で1万パックを販売しました。この弁当を食べて「うれしい!たのしい!みんなすき!」となる商品を目指しています。価格は「広島発見!玉手箱弁当」(写真左)が580円(税別)、「ボリューム満点!満ぷく弁当」(写真右)が498円(税別)。学生と企業がコラボ共同研究による弁当を販売島大学大学院理学研究科の山本卓 教授は、京都大学iPS細胞研究所や慶應義塾大学と共同で、ヒトのiPS細胞のDNAの一塩基を正確に置換する新しいゲノム編集の手法「MhAX法」を開発しました。ゲノム編集技術は、細胞内で4種類の塩基の並びによってつくられるDNAの一部を切ったり置き換えたりできる技術です。今回の新しい手法は、従来の方法よりも高い確率で膨大にある塩基の一つ一つを改変することができます。一塩基の違いで発症する遺伝性疾患の解明や新薬開発、遺伝子治療への応用が期待されます。本研究成果は、英国の科学雑誌『Nature Communications』に掲載されました。ゲノム編集で新しい手法を開発ノデバイス・バイオ融合科学研究所の吉川公麿特任教授の研究チームが微弱な電波を使う携帯型乳がん検診装置を開発しました。装置は約20㎝角で、重さは約2㎏。乳房に電波を当てると、腫瘍と正常な部分で電波の反射率が異なることを利用して腫瘍の位置が特定できる仕組みです。乳がんの検診はマンモグラフィー(乳房専用のエックス線撮影)が主流ですが、検診時の痛みや被ばくリスクを伴うことが課題でした。今後、臨床試験データを積み重ね、実用化を目指します。痛みのない乳がん検診装置を開発島大学平和科学研究センター(東千田キャンパス)を2018年4月1日から「広島大学平和センター」に名称を変更、機能強化を図ります。原爆被爆、核兵器廃絶・軍縮に関する「ヒロシマ平和研究」と、近年重要視されている平和構築や貧困、難民問題などの「グローバル平和研究」の二つの研究領域に積極的に取り組み、平和に関する研究・教育両面において学内外で中心的な役割を担います。また、被爆建物の旧理学部1号館の保存活用に関する企画立案にも携わっていく予定です。「広島大学平和センター」に改称3月に実施した公開市民講座の模様(広島平和記念資料館と共催)装置の底面(左)と側面(右)越智学長から授与された名誉博士記を掲げるカッラ副大統領(左)晴れ姿で記念写真を撮る学生学長による入学許可宣言の模様NEWSNEWSFOODNEWSRESEARCHEVENTRESEARCHPEACE025

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