HU-plus(Vol.6)2018年4月号
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桃色の花びらを、湖面いっぱいにたたえる池。歩道沿いには、白に近い色のサクラが空を覆い隠すように連なっている。時折風に揺られて届くほのかな香りは、広大に集う人たちの散歩気分を、いちだんとかき立てている。今年の春もまた、ほぼ敷地全体がサクラに埋まる『サクラづくし』の光景が広大で繰り広げられた。 東広島キャンパスには、70種類以上のサクラの木が植樹され、品種は広島市植物公園に次ぐ規模だという。にもかかわらずあまり人に知られていない、ぜいたくな『サクラの名所』なのだ。つぼみが開く時も種類によって微妙に異なり、花の盛りを長く楽しめる。色合いも白から濃い桃色までさまざま。気分転換や癒やされたい時の散歩にぴったりだ。鏡山公園まで足を延ばせば、自生したヤマザクラを見ることもできる。薄キャンパス    散歩広大、桜めぐり❶第5テニスコート西の桜のトンネル❷学生プラザ前。桜の下で日本人学生と留学生が会話する光景がよく見られる。❸山中池。水面に映る桜が、まるで一幅の絵を見るように美しい山中池鏡山公園→中央図書館教育学部生物生産学部国際協力研究科西駐車場●❶■A■B生態実験園■C●❷●❸ぶどう池工学部情報科学部理学部文学部法学部経済学部総合科学部A八重紅枝垂桜A御衣黄AアーコレードB陽光AウコンA兼六園菊桜AカンヒザクラC西洋実桜広大に咲くサクラのいろいろを紹介する冊子『広島大学東広島キャンパスのサクラ』(故・青山幹雄博士撮影)が刊行されます018

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