HU-plus(Vol.4)2017年8月号
7/32

 広島大学では、4月10日から5月30日まで、教養教育の一環としてスポーツ、芸術、科学、ビジネスなどの各界で活躍されているリーダーをお招きし、主に学部新入生を対象に講演いただく「世界に羽ばたく。教養の力。」を開講しました。新入生は、各界のトップをけん引する講師たちが、いかに困難を乗り越えてきたのか、どのような生きざまやスピリッツを持っているのかを知り、大学生活の目標や将来の夢を具体的に考える貴重な機会となりました。佃 和夫氏三菱重工業株式会社相談役楠 雄治氏楽天証券株式会社代表取締役社長小山田 浩子氏小説家(第150回芥川賞受賞)井上 康生氏全日本柔道男子監督池谷 裕二氏東京大学薬学部教授山坂 哲郎氏株式会社バルコム代表取締役越智 光夫氏広島大学長前川 正雄氏株式会社前川製作所顧問野村 謙二郎氏広島東洋カープ元監督二宮 清純氏スポーツジャーナリスト中丸 三千繪氏オペラ歌手(マリア・カラス・コンクール優勝)「世界に羽ばたく。教養の力。」世界で活躍するリーダーが広大生に講義「現状維持」は成長を止めてしまう。変化するにはエネルギーが必要だし、失敗も避けて通れない文章の表現力を磨くためには、書く練習よりも「読むこと」が大事あなたが見ている世界は本当に「常識」だろうか。脳が「常識」だと思い込んでいるだけで、現実は違うかもしれない夢を叶える秘訣は、「絶対できる」という信念を持ち続けることだ意見のぶつかるところにこそ、成功の芽が潜んでいる目まぐるしく変化する社会に必要なのは、「基礎の学力と体力」と「不測の事態に柔軟に対応できる精神力」ビジネスはスピード感を持って、常にチャレンジしていく姿勢が必要瞬間を活かす(一処懸命)。今という時間を大切にし、さまざまな経験を人生は一度しかないからこそ、チャレンジ。いつも考え、考え尽くすことでアイデアが生まれる多数決で片方の意見を切り捨てる従来の物事の決め方では、正しい結果は得られない成功の邪魔をする、もう一人の自分に勝たなくてはならない講演いただいた各界のリーダーからのメッセージ印象に残った言葉を ピックアップしました。井上康生氏の講演の様子006

元のページ  ../index.html#7

このブックを見る