HU-plus(Vol.3)2017年4月号
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アンケートにお答えいただいた方の中から抽選で合計10名様にプレゼント!!応募締切:2017年6月30日必着PRESENT5名様ハーベストタイム広島レモンマンジュ(5個入り)広大OBパティシエ杉田雅之さんが作る新しいレモンの「お饅頭」5名様集英社新書チョコレートはなぜ美味しいのか上野聡著「ショコラミル」作りにも携わった上野聡教授の最新著書アンケートにご協力ください読者のみなさまからのご意見、ご要望、掲載につながる情報提供をお待ちしています。応募要項/アンケート(P29)にお答えいただき、必要事項をご記入の上、切り取って、斜線部分にのりを付け、二つ折りにして貼り合わせ、郵便ポストに投函してください(切手不要)。プレゼントの応募者多数の場合は、厳正な抽選の上、商品の発送をもって当選の発表とさせていただきます。なお、アンケートはプレゼントの応募締切以降も随時受け付けております。「ショコラミル」●有限会社 石の三徳自分好みのチョコが作れる石臼が誕生。 その昔、家庭で穀物の脱穀や製粉に使っていた石臼。今ではめったに見られなくなりましたが、有限会社石の三徳では今年、カカオ豆を挽く「チョコレートづくり」に特化した石臼を開発しました。直径20㎝ほどの5段に分かれた丸い石臼の上部にカカオ豆(カカオニブ)を置き、ゆっくり取っ手を回していきます。数分後に豊かな香りが周囲に立ち上がり、とろりとしたチョコレートの元があふれ出ます。 このカカオ豆専用石臼『ショコラミル』を発案したのは、広島大学の佐藤清隆名誉教授。チョコレートの専門家・佐藤名誉教授は、カカオ豆を機械で粉砕するのとは違い、石の面と面を摺り合わせて挽いていく石臼に着目しました。広島大学大学院生物圏科学研究科の上野聡教授と共に立ち上げたプロジェクトは、東広島市にある「石の三徳」と岡山県の石材加工「井上石材」とでタッグを組み、1年がかりで約50個の石臼を試作しました。 カカオ豆が摩砕され融けて臼の隙間から出て来るには、温度が大切。『ショコラミル』は下段の2つの石を湯煎などで60度に温め組み立てます。石は冷めにくい性質があるため、2~3時間はとろり感を楽しめます。「女性でも持てるように石の軽量化を図りました。家庭でもカカオ本来の味と香りが楽しめる本格的なチョコレートづくりができます」と藤堂常務は自信を持って話します。ショコラミル御影石を使ったショコラミル。豆の焙煎から一貫して作る高級チョコ「ビーントゥバー」の専門店や個人向けに年50個の販売を目指し、オンラインショップで世界へも発信しています。広島大学と地域の企業との協力で生まれた商品をご紹介します。次号(Vol.4)は、2017年8月発行予定です。「ショコラミル」に情熱をかける有限会社石の三徳、常務取締役の藤堂和生さん030

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