HU-plus(Vol.3)2017年4月号
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育学部造形芸術系コースでは、絵画・彫刻・デザイン・工芸・芸術学・美術教育学の領域で研究や制作に励んでいます。学生たちの学びの成果をぜひご覧ください。教育学部の学生主体の制作展を開催します関係者による記念撮影界で最初の被爆地に誕生した本学は、原爆被害からの復興を学術面で支えてきました。このたび、ヨーロッパの放射線防護分野での重要な拠点である、フランスの原子力防護評価センター(CEPN)と包括協定を締結し、3月25日、同センター内に教育研究拠点を開所しました。 今後の展望について、神谷研二副学長(復興支援・被ばく医療担当)は「CEPNをヨーロッパでの活動拠点として、大学院生のインターンシップや、チェルノブイリ原発事故でのフィールドワークを実施したい。福島事故や被爆者の現状をヨーロッパに紹介する窓口としても、積極的に活用していければ」と語りました。放射線災害復興に関する教育研究拠点フランスに設置島大学では、研究者・学生の交流のための情報収集などを目的に、海外に拠点を設置しています。これまでに、中国、ロシア、ケニア、ブラジル、エジプト、ベトナム、ミャンマーなどに拠点を有しています。 このたび、本学の13番目の海外拠点として、メキシコのグアナファト大学内に「広島大学グアナファトセンター」を開設しました。本学は、メキシコとの国際産学官連携の取り組みにも力を入れており、現地の大学や日本企業と共同でシンポジウムなども開催しています。 13番目の海外拠点メキシコにセンター開所式の様子メキシコの研修員が広島大学を訪問国フランシス・クリック研究所長のポール・ナース博士をお招きし、4月5日、広島大学で講演会「世界のトップ研究者に聞く 第3弾」を開催しました。ナース博士は、「『好き』『やりたい』と思ったことはとことん突き詰めて」と未来の研究者たちにエールを送りました。会場には、高校生を含む約600人が集まり、世界のトップレベルの研究者の話に熱心に耳を傾けました。 広島大学健康長寿研究拠点のスペシャルアドバイザーも務めるナース博士は、がんの治療法やiPS細胞などの増殖研究にもつながるような“ 細胞周期・細胞増殖を抑制するキーとなる因子”を発見した功績が認められ、2001年にノーベル生理学賞・医学賞を受賞されました。今回の講演は、本学の登田隆特任教授が英国でナース博士と長年一緒に研究をしてきた縁により実現しました。ノーベル賞受賞のポール・ナース博士が広島大学で講演講演するナース博士物圏科学研究科附属瀬戸内圏フィールド科学教育研究センターでは、広島県のカブトガニや希少生物の保全に向けて活動しています。2月18日、同センターの大塚攻教授の企画で、「日本のカブトガニの保全に関するシンポジウム」を開催。保護団体、行政、大学などから約60人が参加しました。大塚教授は、「地域が一体となった保護活動が重要」と訴えました。「カブトガニ」の保全を考える年160万人の人出で賑わう広島最大級のこのイベントに、広島大学校友会は今年もブースを出展します。広大卒業生を探し出す「先輩見つけ隊」や「サークル体験」など、さまざまな企画を用意していますので、ぜひ遊びに来てください。日時:5月3日(祝)~5日(祝)場所:『あさがおひろば』 平和大通り (広島市中区) 「広島大学校友会」は、在学生、教職員はもちろん、卒業(修了)後、離職後も広島大学との絆をつなぎとめる組織です。今年も校友会がブースを出展!「ひろしまフラワーフェスティバル2017」イメージキャラクター、カブトガニの「かぶあきくん」[生物生産学部・米谷まりさん考案(2017年3月卒業)]会期:5月31日(水)~6月5日(月) 10~18時場所:東広島市市民文化センター 3Fアザレアホール会期:6月12日(月)~17日(土) 10~19時場所:広島大学東広島キャンパス 大学会館1F大集会室学外展学内展昨年の制作展の様子LECTURESYMPOSIUMNEWSEXHIBITIONNEWSNEWS026
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