HU-plus(Vol.3)2017年4月号
26/32

田美砂子理事・副学長(大学改革担当)がIUPAC※2017「女性化学者国際賞」に、選ばれました。2011年に創設された同賞は、優れた研究業績があり、指導的役割を担っている女性研究者に贈られています。今年は世界各国から12人が選出され、日本人では相田理事・副学長が4人目の受賞となりました。 相田理事・副学長は1998年に本学の理学部教授に就任。量子化学を専門とし、化学反応の仕組みを分子レベルで解析する研究に取り組んでいます。2008年から男女共同参画推進室長、2016年から理事・副学長として、女性研究者の積極登用を促す仕組みづくりにも力を入れてきました。日本人では4人目!相田理事・副学長が女性化学者国際賞を受賞相田美砂子理事・副学長※IUPAC(International Union of Pure and Applied Chemistry 国際純正 ・応用化学連合)月23日、学位記授与式(卒業式)を東広島運動公園体育館で挙行しました。学部生2,447人、専攻科生18人、大学院生1,228人、合計3,693人が卒業・修了し、越智学長から卒業証書・学位記が授与されました。越智学長は式辞で、「情報の洪水の中で『解答』のない未知の難題に直面したとき求められるのは、自らの頭で考え、切り開いていく教養の力であります。教養は人間としての魅力を磨くためにも不可欠であり、諸君が生涯にわたって涵養に励まれることを切に願っています」と述べました。式典終了後には、会場につめかけた後輩から花束を贈られたり、胴上げをされたりする光景が見られました。学位記授与式、入学式を挙行表彰者記念写真(右から2人目が金森さん)学部3年生の金森実咲さんが、消防署から感謝状を授与されました。 金森さんは、路上で心肺停止状態となった男性に対し、救急車が到着するまでの間、居合わせた2人と連携して絶え間なく胸骨圧迫を行いました。男性は一命を取り留め、後遺症もなく社会復帰されたそうです。 金森さんは医療系サークル「HALS」に所属。日頃から心肺蘇生法などの講習会を行う同サークルにとっても大変誇らしいニュースとなりました。広大生が人命救助に貢献! 消防署から表彰されました胴上げされる受験生だ少し寒さの残る3月、ドキドキしながら合格発表を迎えた受験生の皆さん。「あった」「やった」と大きな声を上げて喜び合う、その笑顔がとても印象的でした。会場には先輩広大生もたくさん訪れ、合格された方を祝福していました。受験生の皆さんお疲れさまでした!理論化学分野の研究と、それに基づくこれまでのさまざまな取り組みがグローバルな視点で認められ、うれしく思っています。これからもさらに一層頑張っていきたいと思います。相田理事・副学長より(受賞のコメント)月3日、入学式を東広島運動公園体育館で挙行しました。今年度は、学部生2,466人、専攻科生17人、大学院生1,493人の計3,976人が入学。越智学長は式辞で「『自由で平和な一つの大学』という本学の建学の精神をしっかりと胸に刻み、『平和を希求し、チャレンジする国際的教養人』として育ってほしい」と新入生を激励しました。式典終了後には、オペラ歌手で本学大学院教育学研究科客員教授の中丸三千繪さんによるミニコンサートが行われました。また、本学OBのアンガールズ・田中卓志さん、サンフレッチェ広島・森保一監督、広島東洋カープ・緒方孝市監督からのビデオメッセージがサプライズで放映され、新入生の新たなスタートを祝福しました。TOPICSHUPRIZECEREMONYCOMMENDATIONNEWS025中丸さんはミニコンサートで3曲を熱唱越智学長による入学許可宣言の模様会場の外では記念撮影をする学生でにぎわいました学位記を受け取る卒業生代表

元のページ  ../index.html#26

このブックを見る