HU-plus(Vol.3)2017年4月号
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考広大教育 「入学前からSTARTプログラムに参加したいと思っていた」「留学をしたいから広大を選んだ」という学生の声も少なくありません。STARTプログラムを体験することは、中・長期間の留学を考える第一歩として、貴重な機会となっているようです。派遣先ごとに異なる体験ができるのもSTARTプログラムの魅力の一つです。例えば、インドネシアの農村部での社会貢献活動、アメリカでのルームメイトとの学生寮生活、タイでのキャリア学習などが挙げられます。2016年度は、10コース266人の新入生がSTARTプログラムに参加し、「新入生の約10%にあたる250人の派遣」という目標を突破しました。今後は、新入生はもちろん、2年生以上の留学機会も増やせるよう計画を進めていきます。 国際室国際部国際交流グループ 吉永幸恵|職員の声|教育学部第一類初等教育教員養成コース2年 吉村三奈子|学生の声| 「海外で自分の英語力を試してみたい」という思いから、STARTプログラムへ応募しました。台湾を選んだのは、英語圏以外の国の言語や文化にも興味があったからです。日常会話や買い物の場面では自分の英語力に自信を持つことができましたが、一方で「もっと英語力を高めたい」という気持ちが湧きました。剣道の道着を着て、習いたての中国語を使いながら台北駅で街頭インタビューを行ったことは特に印象に残っていて、今後も何かにチャレンジする時はこのことを思い出すはずです。現地の学生にはさまざまな面で助けてもらいました。広大にもいろんな国から留学生が来ていますが、支え合いながら互いに実りある大学生活が送れたらと思います。新入生の10%が海外へ。広大独自の短期留学プログラム。STARTプログラム 広島大学には、新入生を対象とした短期留学『STARTプログラム』があります。入学後の早い段階で海外の大学での学びや生活を体験し、国際交流や長期留学への関心を高めるきっかけをつくることが狙いです。これまでに学生を派遣した国・地域は、インドネシア、オーストラリア、ベトナム、アメリカ、台湾、ニュージーランド、タイ、スペインと多様です。派遣先ごとに異なる学習テーマがありますが、主に「現地大学や広島大学の教員による授業・語学研修」「現地大学の学生との交流・ディスカッション」「大学周辺地域の見学、地域交流」「テーマ学習とその成果発表」などを通して、広大生は海外でも成長を遂げます。STARTプログラムの特長1 大学での目標がまだ見つかっていなくても、 新たな気づきを獲得。2 渡航前・後に濃密な研修を用意。 学部を超えて共に学ぶ仲間ができる。3 広島大学基金などの支援により、 学生の経済的負担を大幅に軽減。台湾・中正紀念堂前。衛兵交代儀式を見学したインドネシア・現地小学校を訪問。けん玉や折り紙などの日本文化を紹介したオーストラリア・フリンダース大学でのディスカッション形式の授業017

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