HU-plus(Vol.2)2017年1月号
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剥製ってどうやって作るの?内臓や骨格・筋肉を取り出し、防腐処理を施した後、整形します。近年では、グラスファイバーなどで筋肉を再現するものもあります。ハシボソガラス雑食性で昆虫や腐肉、残飯などを食べますが、農作物など植物性のものを食べる比率が高くなっています。よく見るカラスにはハシブトガラスもいますが、額が出っ張っておらず、クチバシが細いところが異なります。●中学生が、選んだ理由カラスはよく見ますが、近くではっきり見たことがなかったので、くわしく調べたいと思いました。カラスにも種類があることを知らなかった。町で出合ったとき、しっかり観察してみると違いが分かってくるかもしれません。第2特集◎[広大のお宝]キャンパスまるごと博物館  アンモナイトアンモナイトは巻貝のような形していますが、実際はタコやイカに近い頭足類の仲間です。アンモナイトの生きていた太古の海に思いを馳せながら、暮らし方などを想像してはいかがでしょうか。右下の化石は、北海道で採取された「異常巻き」のアンモナイト(生活環境にあわせた進化という説が有力)です。●中学生が、選んだ理由普段あまり見られないような形なので新鮮だった。また、普通の形のものと比べて面白かった。オオコノハズクフクロウ科の鳥類です。日本では、北海道は夏鳥、それ以外の地域では留鳥です。夕方から活動し、小型のネズミや昆虫・カエルなどを補食します。ミミズクとの違いは、頭の上に飾り羽(羽角)があることです。トンボの標本広島大学東広島キャンパスには、約50種類ほどのトンボが生息しており、学生や教員が採集したものを収蔵しています。中には、日本で最小のハッチョウトンボ(体長18㎜ほど)の標本もあり、訪れる人を驚かせています。なお、ハッチョウトンボは広島県の絶滅危惧Ⅱ類にも選定されています。・・この部分が「異常巻き」です。012

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