HU-plus (vol.12) 2020年度5月号
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芸人・俳優・画家…片岡鶴太郎氏と語る俳優・画家片岡 鶴太郎かたおか・つるたろう/1954年生まれ。東京都荒川区西日暮里出身。都立竹台高校卒業後、当時声帯模写で人気の芸人、片岡鶴八師匠に弟子入り。3年後には独り立ちし、東宝名人会、浅草演芸場に出演。その後、テレビのバラエティ番組で活躍するほか、俳優・プロボクサー・画家・書家・ヨガマスターとして幅広く活躍する。越智:多方面で活躍されている片岡さんに、そのエネルギーの源泉を伺っていきたいと思います。まず、子ども時代はどのように過ごされましたか?片岡:東京の日暮里で育ったのですが、父親が寄席好きだったので、浅草や上野の演芸場に週に一回は連れていかれました。子どもに落語は難しかったのですが、その合間に披露される漫才やコント・物まねにはとても興味を持ちました。越智:片岡さんが芸の道に入ったきっかけは寄席だったのですね。片岡:そうですね。笑いを提供してくれる人たちを見て、「人を笑わせるってかっこいいな」と憧れました。小学4年の頃には、将来はお笑い芸人になりたいと思っていましたね。「自分も人を笑わせたい」と、休み時間にはよく先生の物まねをしていました。バリエーションを増やし、クオリティを上げようと人間観察にも精を出しましたよ。「興味」は天からのギフト。活路が見える瞬間まで、信じ続ける。志を持つことがモチベーション にお笑い芸人になりたい俳優・画家片岡 鶴太郎氏越智 光夫2019年第13回広島大学ホームカミングデーにゲストスピーカーとして来学いただいた片岡鶴太郎氏と越智学長が対談。魂の赴くままに、飽くなき挑戦を続ける思いの丈を語っていただきました。広島大学 学長03

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