弥生土器から現代陶芸まで。その土と炎の芸術は、作り手の技と化学変化の結晶。釉薬が輝く壺の表面を拡大すれば、『複素関数で描いた絵』に似た紋様がうごめいているかもしれない。『弥生土器』★[東広島キャンパス鏡西谷遺跡で出土](総合博物館)『碧釉稜壺』(木村芳郎/中央図書館)『カスバ(アルジェリア)』★(難波平人 広島大学名誉教授/法人本部棟2階 玄関ホール)『径(こみち)』の陶板★(小倉遊亀/広島大学病院診療棟 エントランスホール)Painting絵画画家による絵画群。都市や建物、砂漠や空の風景。これらの画面構成は、どことなく形と色のレベルで自然界の岩石の肌理(きめ)、フラクタルな数学図形と似ていないか。ルネサンスの万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチも、まず自然から学んだ。『その日全てが集う』★コンヴェルサーノ(イタリア)(藪野健 日本藝術院会員/法人本部棟2階 玄関ホール)『月光流砂らくだ行』の緞帳(平山郁夫/サタケメモリアルホール)Pottery陶芸07
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