HU-plus (vol.11) 2020年度1月号
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マッチングイベントの様子地域・教員・学生がチームで、活性化に取り組む 広島大学の学術的な蓄積や学生の力を活用し、地域課題の解決や地域の活性化を目指す「地域の元気応援プロジェクト」が2019年度からスタートしました。8月のマッチングイベントでは、地域の方が学生・教員に向け自分たちの取り組みについてプレゼンテーション。課題意識を共有し、地域・教員・学生による協働チームが結成されました。今回採択されたプロジェクトは、三段峡の自然や伝統文化を外国人観光客に伝える「Sandankyo Nature Trail Project ~ 三段峡自然散策道プロジェクト」や、新たな地域資源の発掘・発信を目的とした「音戸の瀬戸周辺地域の散策マップ作成とマップを活用にした地域づくり提案」などの8つです。地域の方には街の活性化というメリットがあり、教員には研究成果を通じた地域貢献の場、学生には学びと成長の場となるこの事業。地域の賑わいや、人々の元気につながる地域連携プラットフォームを目標として活動を展開していきます。地域の元気応援プロジェクト子どもの心と学びを学生がサポート 「にこにこルーム」では、毎週水曜日(学習相談)と木曜日(臨床相談)に初等教育教員養成コースの学生が中心となって、地域の子どもたちの心と学びを支援しています。学習相談では、主に小学4年生から6年生を対象に算数の文章題や国語の読解・作文など、学習の悩みに即してサポート。子どもたちが同じつまずきを繰り返さないよう、一人一人の「学び方」を一緒に見直していきます。臨床相談では、母子自立支援施設や情緒障害児短期治療施設などに学生を派遣。また発達障害の傾向がある児童生徒に、コミュニケーションスキルを学ぶ集団トレーニングなどを行います。「小規模な活動のため、希望者を全て受け入れられないという悩みもあります。しかし、可能な限りニーズに応えられる環境を整備したい」。にこにこルームを主宰する大学院教育学研究科の深谷達史准教授は力を込めます。学校心理教育支援室「にこにこルーム」(大学院教育学研究科 附属教育実践総合センター) つながる! ひろがる!ひろしまの輪広島大学と地域の皆さんの間につながりが生まれ、広がる中で、新たな発見がきっとあるはず。「ひろしまの輪」では、地域の皆さんと広島大学で一緒に取り組む活動やさまざまなイベント情報をお届けします。Information活動メンバー:教員3人、学生65人、職員1人<相談申し込み先>電話:082-424-3469(平日9時~13時、14時~16時受付)E-mail:cserd@hiroshima-u.ac.jpInformationhttps://www.hiroshima-u.ac.jp/news/52427問い合わせ先:広島大学 学術・社会連携企画グループTEL:082-424-5871 E-mail:sangaku-renkei@ofce.hiroshima-u.ac.jp※必ず「件名」を入れてください。https://home.hiroshima-u.ac.jp/cserd/nikoniko/27

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