HU-plus(Vol.1)2016年11月号
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学技術振興機構(JST)の「研究成果展開事業 産学共創プラットフォーム共同研究推進プログラム(OPERA)」の2016年度新規研究領域に、本学の取り組みが採択されました。 これは、産業界との協力のもと、大学などが知的資産を総動員して、「組織」対「組織」による「本格的な産学共同研究」を行うもので、2016年度に開始されたプログラムです。 本学の4研究科を中心に、15機関(他大学など6+企業9)が参画しゲノム編集技術により、油脂素材化合物、エネルギー、畜産、実験動物など、多様な産業分野のニーズに沿った有用細胞・生物を作成するために必要な基盤技術の開発に取り組みます。広島大学の「ゲノム編集研究拠点」は、その中核を担います。 生き物の設計図である遺伝子情報を自由自在に書き換えることができる技術。特定の遺伝子の機能を「狙い撃ち」で改変することにより、人の手で実験的に生物を進化させることができる唯一の方法といわれています。 広島大学ゲノム編集研究拠点のリーダーでもある、理学研究科の山本卓教授はゲノム編集技術に日本でいちはやく取り組みました。ゲノム編集は再生医療分野でも注目されており、ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授が所長を務める、「京都大学iPS細胞研究所」とも共同で研究を進めています。JST支援 他大学や産業界との「本格的な産学共同研究」が始動広島大学が中心となり、ゲノム編集技術の社会実装に向けた研究開発に取り組みます三世代が考えるヒロシマ『  』継ぐ展2016」が、横浜市西区のみなとみらいギャラリー(8月3~8日)と広島平和記念公園(8月6日)で開かれました。 これは、東京在住の若手クリエーターたちが、若い世代や親子連れに向けた平和学習の場所を提供し、戦争体験者と非体験者をつなげることを目的に開いたイベントです。本学や首都圏の大学の学生たちも企画・制作に参加しました。 本学は文部科学省「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC)」に採択された「平和共存社会を育むひろしまイニシアティブ拠点」の一環として協力。「継ぐ展」メイン会場では、本学の原爆瓦発送之会が収集した瓦や石を展示しました。窓生有志による組織「千田塾」は、同窓生間のビジネス交流、在学生・同窓生の就職支援などを目的に活動しています。 8月30日には、中国地域ニュービジネス協議会による異業種交流会「第102回広島5:01クラブ」が開催されました。これは、地元の有力企業・団体に続いて、千田塾が今回初めて幹事役を務めたものです。 当日は、越智学長や社会産学連携担当の高田理事・副学長も参加。参加者の皆さんは大いに語り合い、親睦を深めました。広島大学同窓生交流組織「千田塾」presents異業種交流会が開催されました分以内に自身の研究の魅力をわかりやすく伝える力を競う「未来博士3分間コンペティション2016」が9月24日に開催されました。広島大学・山口大学・徳島大学(本学が代表機関)が共同で推進する事業「未来を拓く地方協奏プラットフォーム」の一環により実施。今年は英語部門も新設され、10大学38人の大学院生が発表しました。未来の博士たちが、自身の研究のビジョンと魅力を3分に凝縮!オペラ歌手の中丸三千繪さん被爆石材を集め研究している、本学の嘉陽礼文研究員による建物のがれきや石材の展示本学の笘野哲史さん(生物圏科学研究科博士課程後期3年)が「オーディエンス賞」と「優秀賞」を受賞しました。戦争を体験していない世代(第三世代)がヒロシマを“継いでいく”方法を考える企画展タイトルの『  』には、自ら学び考えて自分なりの答えを入れてほしいとの思いがこもっています昨年の模擬店の様子千田塾会員は「ええね広大!」のキャッチコピーをあしらったジャンパーを着用◆第65回広島大学大学祭 11/5・6 今年のテーマは「思い出列車、祭秋便。」学祭は、総合科学部周辺で開催され、学生による模擬店の出店や学生サークルによる展示・活動紹介、屋内外企画など、多彩なイベントで皆さんをお迎えします。スペイン広場特設ステージでは、今年も人気企画「Mr.&Ms.広大コンテスト」を行います。ぜひキャンパスに遊びに来ていただき、広島大学を満喫してください!◆第10回ホームカミングデー11/5 ームカミングデー(HCD)は、年に1度、卒業生の皆さんに大学に帰ってきてもらい、恩師や同窓生と旧交を温めていただくイベントです。10回目となる今年も「サタケメモリアルホール」をメイン会場として開催します。 午前中はカープの優勝パレードのパブリックビューイングを行います。午後は、HCDスペシャル企画として、世界のプリマドンナ・オペラ歌手の中丸三千繪さんによるコンサートを行います。連携市町の物産展や学生チームによるおもてなし企画など、工夫を凝らした催し物も多数用意します。東広島キャンパスで大学祭、ホームカミングデーなどを開催しますさいしゅうびん大「ゲノム編集」とは…?開講式に出席した第1期生(26人)らプログラムでは、中国などの大学で学部3年次または2年次までの課程を修了した学生を本学の特別聴講学生として受け入れ、専門教育や卒業論文指導などを行います。本学で修得した単位は母国の大学の単位に換算し、組み入れ可能。また、留学生は、語学や平和に関する科目も履修します。新しい留学生受け入れプログラム「森戸高等教育学院3+1プログラム」が10月からスタートRESEARCHEDUCATIONEVENTNEWSEVENTEVENT026

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